考根論:腸こそが体の根っこ

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よく、「食べた物が血となり肉となり」という表現をしますが、これはの働きを現しているものと思います。それから、日本では、腸のことを「腹(はら)」と言いますが、その腹に関する表現が多いのに驚かされます。

例えば、腹が立つ、腹を探る、腹黒い、腹の見せる、腹がすわった、腹を割る、腹の虫が治まらない(しゃくにさわって我慢ができない)、腸が煮え返る(怒りを堪えることができない)、断腸の思い(激しい悲しみに耐えられない様子)、腹を決める(決心する)、腹が据わる(度胸がある)、腹を切る(責任をとって辞める)、などなど。

また、「もの言わざれば腹、膨(ふく)るる業なり」とも言われています。これは言いたいことも言えずに鬱積を溜めていると、下腹部が膨れてくるということです。

このように、昔から人々は、人間の思いや感情がお腹に現れることを認識していたのではないかと思います。ですから、腸を丈夫にして働きを活発にするためには、想念を明るく持って、マイナスな想いを持たないように、よく笑って過ごすことが大切です



さて、その腸について「人間の心は脳ではなく、腸にある」と語っておられる西洋医学のお医者さんがおられます。西諫早病院 東洋医学研究センター長の田中保郎氏です。

同氏の公演の内容の一部が、月刊「自然食ニュース」(421号) に掲載されていましたので、その中から一部を引用させて頂きます。


ーー引用はここからーー

小腸は体の根っこ 東洋医学との出合い

私は長崎大学で消化器科と脳外科の外科医をしていました。20年近く西洋医学的治療に携わり、ある時から医者とは何だろうと疑問を抱くようになりました。

高血圧の患者さんには降圧剤を、糖尿病の患者さんには血糖降下剤を与える。しかし、完治する例は少ない。そして何より、薬を与えるのは薬剤師の仕事です。医者とは一体何なのだろうと思うようになりました。

ある時、麻酔科の人員不足から助手として派遣され、当時流行していた鍼麻酔を知りました。鍼でツボを刺激することで、麻酔薬を打ったのと同じ効果が生まれる。それに興味をもったことが、私と東洋医学との出合いでした。

大学を辞めてから、鍼を患者さんに始めたところ、患者さんがものすごく喜ぶ。NHKテレビにも紹介され、ある時、東京から頭痛の患者さんが来ました。ところが、頭痛に効くあらゆるツボを打っても治らない。最後に私が「鎮痛剤も…」といった途端、患者さんの目の色が変わり、翌日帰られた。

その時に「鍼以外に何かないか」と勉強し始めたのが、漢方薬です。ところがこれがまた治らない。

試行錯誤しながら、鍼や漢方中心の医療をしていく中で、東洋医学は西洋医学とは異なる場所、次元で病気を診ている医学であることに気づき始めたんです。病巣は根にあり 人間の根は小腸である。


明治政府が日本に西洋医学を導入して以来、東洋医学とは、実証・虚証だのあやふやな言葉でごまかし、理論のない、わけのわからない医学だと否定されてきました。

そこで私は、西洋医学から見た東洋医学のわけのわからなさを、根本的に解き明かそうと思いついたのが、『考根論』です。

東洋医学と西洋医学の違いは、〝症状と病巣が離れた医学〟があるということです。中国最古の医学書『黄帝内経』に、「症状と病巣が離れた医学があり、これを追い求めて治せ」とあります。これこそが東洋医学の基本なんです。

例えば、アトピー性皮膚炎なら、西洋医学は皮膚の病気と考える。しかし、東洋医学は症状は皮膚にあるけれど、病巣はどこか他にあると考えるわけです。

しかし、その、症状とは異なる病巣がどこにあるかがわからなかった。ある時02年であったか、ぼうっと庭を眺めていた時にハッと思い出しました。花が枯れた時、「根腐れ」というではないか。

花が枯れる。症状は「花」です。この場合、西洋医学的には花の病気と考え、花の薬を与える。しかし、プロの植木師は、花が枯れた時に「根腐れ」を疑う。花が症状で、病巣は根ということです。

では、「根」は何の仕事をするか。根は、水や栄養分を吸収するところです。人間でいえばそれは「腸(小腸)」です。そして、その腸は腹部にある。ということは、「腸」と「根」は同じではないか。植物が根腐れでいろいろ病気が起こるように、人間も腸腐れ、腸の不調でいろいろ病気が起こるのではないかと思いついたわけです。

これに気づいてから、腸管を意識した「腹診」を実践し、腸管の状態を改善することを目標に漢方薬を処方し始めたところ、目をみはる治療成果が出てきました。

同時に、腸を勉強し始め、解剖学の藤田恒夫・新潟大学名誉教授然り、口腔科医で実験進化学の西原克成先生然り、私が想像していた以上に、腸(小腸)は、思考とか、免疫の中心であるとか、とてつもないことをやっていることがわかってきたんです。

何より、人間は腸から出発した動物である。 人間は、腸から出発し、大量のエネルギーを得るために、例えば、酸素をとってエネルギーを大量に得るために肺ができたとか、食物を大量にとってエネルギーに変えるために腸内細菌だけでは無理だから、消化液を出して吸収する内臓ができた。だから、腸は根本的な根、そのものズバリなんです。

根が弱い植物はダメなのと同じように、人間も腸が弱いと、根性もなく、考えも浅い、仕事がなかなかできない。つまり「腹ができてない、すわっていない」というわけです。

生きるシステムの基本は 腸が司っている。人間を司るのは 脳ではなく、腸である。


人間の原点は、腔腸動物

人間にとって腸が根っこであることは、生物の進化の歴史から見てもわかることです。藤田先生は「全ての動物は腔腸動物から進化した」といわれています。

腔腸動物とは、ヒドラやイソギンチャクなど腸(腸と口と触角)だけで生きている動物です。脳も胃も肝臓も肺も何もない。それでも、子孫を残そうという欲望で行動し、食欲がありエサをつかまえ、胃も肝臓もないのに消化できるのはなぜか。

その答を、藤田先生は発生学的に、「腸そのものが、ものを考える」と結論しました。

腸だけの動物も、生きていくためには栄養分を取らなければならない。「お腹が減った」と感じ、「栄養分を取れ」と指示を出すのも、全て腸が感じ、考えて、指令を出しているんです。

その指令を受けるのが、口(腸の入り口)の周囲のひげ(触角)を動かす神経節です。この神経節に腸の考えが伝わり、ひげを駆使してエサをつかまえ、口の中に入れ、生命を保っている。要するに、腸は自我をともない、考え、体を司っているのです。

大事なのは、そのシステムは、哺乳動物の我々まで継承されていること。人間においても、腸が考え、免疫を司り、性欲を催し、消化しているということです。

世間では、人間の体は脳が司り、脳が考え、神経に伝わり、体を動かしている、脳が我々の臓器を動かしたり、命令を下していると思っている。

しかし、腸は脳より先にでき、脳に優先している。脳の指令は腸には行かず、反対に、腸の指令は脳に届きます。

脳は随意筋という筋肉を動かすために発達した臓器の一つに過ぎません。その証拠に、内臓は意識をしなくても動き続けています。もし、脳が体を司っているのであれば、 その内臓の動きを休めたり、早めたりできるはずです。

このように生きることの基本をなす腸がやられたら、例えば、自我をともない考えている部分がやられたら、心身症や心の悩みが、免疫が侵されたら、がんやアレルギーが、ホルモンの部分がやられたら、不妊症や不眠症や更年期障害などがと、さまざまな病気が起こるわけです。


腸は考える臓器

藤田恒夫先生は、腸で考えている細胞が「基底顆粒細胞」であるといわれています。

例えばゴルフで、パッと見て5mと脳で判断したら、5mの手が動くようにできている。ところが、そこで、優勝だとか、打ちすぎたらなどと考え始めたら、手が動かなくなる。考えているのは、腸の基底顆粒細胞なんです。

基底顆粒細胞の代表例が、舌の味蕾細胞です。味蕾では、口に入れたものを「おいしい」「おいしくない」と感じるホルモンを分泌し、脳や腸に伝達します。

皮膚にも基底顆粒細胞があり、好きな人に触れられれば「快」のホルモンを、嫌いな人に触れられれば「不快」のホルモンを分泌する。要するに、「好き」「嫌い」「楽しい」「嬉しい」といった、人間の感情に関係するホルモンを分泌するのが基底顆粒細胞なのです。

基底顆粒細胞は内臓にもあり、腸にももちろんあります(図4・5)。人が生きていく上で欠かせない欲求──食欲、性欲、睡眠欲、名誉欲、財産欲などを引き起こすホルモンを分泌するのが、腸の基底顆粒細胞です。

この欲求が湧いてくるのは、腸の基底顆粒細胞が空腹状態にある時です。今、ニートとか自殺者が増えていますが、暖衣飽食の時代になると、生きていく意欲がなくなる。それは、腸の基底顆粒細胞もまた、暖衣飽食状態にあるからなんです。 (後略)

ーー引用はここまでーー



上記のように、腸は大変大事な器官ですから、その働きが活発になるように心掛けなくてはなりません。その為には、乳酸菌(主に植物由来のもの)、発酵食品、食物繊維、オリゴ糖、ビフィズス菌などを、多く摂取することが大切です。

例えば、豆乳ヨーグルトや日本古来の伝統食品、例えば納豆や味噌、漬物などの発酵食品には腸の活動や免疫機能を活性化する働きがあります。





さて最後に、上記の田中医師の講演会の動画がありましたので、ここに掲載させて頂きます。

1.田中保郎 「考根論」 特別講演会(2012年4月22日(日)渋谷フォーラム8)





3.田中保郎 「考根論」 特別講演会(2012年4月22日(日)渋谷フォーラム8)


4.田中保郎 「考根論」 特別講演会(2012年4月22日(日)渋谷フォーラム8)







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