イタリアには精神科病院がない!

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精神病院と言いますと、郷里の中学・高校に通学していたころ、毎日のように地元の精神病院の側を通っていたことを思い出します。

通学路からも病院の病室が見えたのですが、その窓の殆どには鉄格子があり、病院というよりも刑務所のような感じがして、何ともイヤな気持ちになったものです。

その頃は、精神病というと、即、キチガイ(今は死語になっていますが)という認識が一般にはありました。ですから、そうした鉄格子の病室に閉じ込められているのも仕方がないのか、と考えていました。

また、精神病の病院があるのも当然なのだろうと漫然と感じていました。その後、上京してからも都内に有名な精神病院があることも分かり、どこにでも、そうした病院があるのが普通なのだと納得していました。



しかしながら、年を経るにつれて、そうした精神病院が存在し、患者が幽閉されているような状態は異常なことだとハッキリと分かってきました。

特に日本の状況は諸外国に比べても尋常ではないようです。経済協力開発機構(OECD)の調査によりますと、人口当たりの精神科の病床数が、日本は加盟国平均の4倍と、突出して多い、という報告書をまとめています。

先進諸国では、精神疾患の患者が病院ではなく地域で暮らしながら治療を受ける流れにあり、報告書では「日本は『脱施設化』の傾向が遅れている」と指摘しています。

報告書によりますと、人口10万人当たりの加盟国の平均は68床なのに対し、日本は269床と世界で最も多く、次いで、ベルギー175床、オランダ139床となっています(病床数は2011年を中心に比較)。



そして問題なのは、日本の精神病院の場合には一旦、入院すると中々退院できないことです。すべての疾病の入院日数の平均値が32.8日なのに対して、精神障害の場合には何と、296.1日で、8倍にもなっています。

このように一人の患者がベットを専有する時間が8倍も長くなるわけですから、当然、ベット数も増やす必要があり、そのために精神病院数も増えてきたものと思います。

先のOECDの調査によりますと、世界での精神病床の入日数の平均が50日を超えているのは、ポーランドだけだそうで、150日(実際は296日)を超えているのは日本だけだそうです。まさに異常な状況にある日本と言えます。



しかしながら、世界保健機関(WHO)が行った世界メンタル調査によりますと、メンタル障害の有病率は、日本は8.8%で、イタリアの8.2%に次いで低かったそうです。

尚、フランスは18.4%にも上り、更にアメリカでは26.4%ですから、日本の3倍にもなっています。ですから、日本はそれほど精神障害者が多いわけではないのです。

それなのに、精神病院のベッド数がダントツに多いというわけですから、これは何を意味しているのでしょうか。ハッキリした原因は不明ですが、この裏には医療マフィアによる医療ビジネスの実態があるように感じます。



ところで、未だに日本では精神病院の数が多いままのようですが、何とイタリアでは、既に精神病院は存在しないそうです。

このことに関して、「国際人権ひろば No.109(2013年05月発行号)」の記事によりますと、下記のように報じられています。


ーー引用はここからーー

イタリアには精神科病院がない。多くの人にとって、それは関心の無いことかもしれない。しかし、この事実は、世界一精神科病床の多い国「日本」にとっては、とても信じ難い事実でもある。

「病院があることは、先進国として当たり前」「無ければ困る」という声が聞こえてきそうな話かもしれない。では、二国の現実にはどういう意味があるのだろう。

「狂気」を巡る歴史の中で、多くの国では「家・地縁」から「隔離」、「隔離」から「共生(地域ケアシステム)」へと変遷を辿っている。イタリアにはマニュコミオと呼ばれる巨大な精神科病院がかつて多数存在し、ローマには欧州最大と言われた2,600人の患者を収容した病院もあった。

しかし、あらゆる閉鎖収容所の歴史と同じく、人間を一つの所に閉じ込めるシステムでは、人権が保障されない状況が必ず発生し、マニュコミオにおいてもまた、屈辱的で人間の尊厳を奪う現実があった。しかし、イタリアはこの現実に目を向け、1970年代に脱精神科病院を掲げて政策転換し、1998年には全ての精神科病院が機能を停止した。つまり、世界で唯一、精神科病院が「過去になった国」となったのである。

幻覚や妄想が主症状となる「統合失調症」は、100人に1人は発症する疾患である。この疾患は、家族や友人、地域社会といった生活環境によって悪化もすれば、改善もしてゆく。

それは、脳機能への生物学的な治療だけでは解決できるものではなく、疾患の根本にある「人間的な苦悩」に対する人間的なかかわりや、社会的にその個人の存在が承認されることによって、改善されてゆくのである。

ほとんどの先進国では、精神疾患のある人々を「隔離・収容」した歴史があり、その結果、この疾患を発症した人々の多くは何十年と施設に収容されていた。効果的な治療法の見つからない場合は病状が改善されず、人生の大半を閉鎖病棟で失うという、甚大な人権問題とも言える状況があった。

多くの国では1960年代頃から「地域ケア」に舵を切り始め、今日では在宅ケアを軸に様々な地域ケアシステムが世界中で展開されている。

イタリアの改革では、精神科医のフランコ・バザーリアが、北イタリアの小さな町、人口20万人のトリエステ県のマニュコミオの解体を始めたことに端を発している。後に「バザーリア改革」と呼ばれるようになった彼の改革は、「右手で病院を解体し、左手で地域ケアをつくる」と言われる改革であり、78年に「180号法」といわれる改革法を成立させ、以後精神科病院の開設は禁止された。

彼の改革の中心にある思想はフッサールやサルトルからの影響が大きく、「人は自分の狂気と共存でき、人生の主人公として生きることができる」という人間観による信念があった。

このトリエステでの先駆的取り組みを皮切りに、法整備と共に改革は全国に広がり、イタリア全土において単科の精神科病院は全て閉鎖した。かつて1,200床あった巨大なマニュコミオ「サン・ジョバンニ精神病院」は解体し、かつての病棟施設は、今や幼稚園や工業高校など、様々な事業に活用されている。


「隔離」という強制収容を手放した国は、それに代わるどのような道を選んだのであろうか。イタリアでは地域精神保健センターによる在宅ケアを中心としつつも、医療機関での強制入院は最小限存在している。

しかし、「強制」はあくまでも例外的対応であり、人手、濃厚なコミュニケーション、対等な人間関係や連帯などによって、強制医療は最小化されている。

筆者がアレッツォという町を訪れた際、バザーリアと同じく人間的な精神医療改革に取り組んできた精神科医のダルコ医師(精神保健センター長)は「人の痛みに応えることが、私たちの仕事です。そのためには、信頼関係が大切です。

そして家庭に出向き、予防を重視します」と語った。幻聴や妄想があるとき、そこにあるのは単なる「疾患」ではなく、そこから生まれる人間関係の亀裂、失職、貧困といった「人生の苦悩」であり、その苦悩は社会的なものだ、だから社会的な解決が求められる、という。

「我々は、言葉を失くした人たちの沈黙の翻訳者になることから始めなければならない」。これはダルコ医師が別れ際に、筆者らに語ってくれた言葉である。下の女性の二枚の写真に映し出されたものは、かつての非人間的な経験を示す表情であり、一方は、対話しようとする人々の中で人間的な経験を得たという表情なのかもしれない。


展示されていた元入院患者のポートレイト

吉池 毅志(よしいけ たかし):大阪人間科学大学社会福祉学科准教授

ーー引用はここまでーー



洵に、イタリアの様子は羨ましい限りです。ですが、日本に於いても、人々が「病気は本来、無い!」ということを認識できるようになりますと、こうした精神病院だけでなく、普通の病院も必要でなくなる日が必ず来るものと思います。

現に少しずつではありますが、人々の中に、病気にならないように健康で楽しく暮らすにはどうしたらいいのか、と真剣に考え、行動する方達が増えていますからね。

近い将来、病院も薬もいらないような世の中が現実のものとなるのではないか、と感じています。そのためには、今のこの時を大切にして、自分自身や家族の健康に更に留意していくことが必要です。






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